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CD販売ブースには常にファンが群がり、好調にCDが売れました。アメリカでは他国のバンドのCDに比べて日本のバンドのものはあまり流通していないので、こうした機会に10枚くらいのCDをまとめ買いする人達もずいぶんいました。日本でもプログレリスナーの中にはまとめ買いする人達がいますが、この点は世界共通のようです。こうしたコアなファンから、一方では日本のプログレを全く耳にしたこともない人達もいて、何から聴き始めたらいいのか、という相談もありました。プログレファンは世界中どこでも好奇心旺盛なので、スティーヴ・ハケットだけを見に来た、というような人達を別にするとみなさんにはずいぶん興味は持ってもらえました。
サポーターチームが、ファンと話して各自の嗜好に合わせてCDを勧めていたことも効果が高かったようです。こういう場合は、ファンが着ているTシャツは重要な情報源で、「おー、兄さんいいTシャツ着ているねー。ジェントルジャイアントが好きなんだね。いいバンドだよね、あれは。ところで、ジェントルが好きなら日本にもいいバンドがあるよ。例えばこれなんか」と言ってきっかけをつくってうまく売り込んでいました。いい音楽があれば確実に聴いてくれる層がいるのですが、情報と購入するきっかけをつくってあげることはやはり重要です。でもやっぱりサポーターが自信を持って勧めるのは自分の好きなCDなので、次回からは各バンドはサポーターを何らかの方法で洗脳して自分たちの音楽のファンにすると販売上有利かもしれません!?
特に売れ行きが好調だったのは、上田さんが販売を担当していたKensoを別にすると新譜をリリースしているバンドが主で、美狂乱、Pochakaite Malko、Round House (3タイトル合計)、Bondage Fruitの4バンドとボーナス盤を付けて販売したDjamraでした。一方Museaなどの海外レーベルからリリースされているものは、来場以前に購入しているファンも多く見受けられました。持ち込んだタイトルの約半数はソールドアウトになりました。
(Hiroshi Masuda / POSEIDON Productions)
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