Ain Sophの珍道中、東海道53次!
10月10日 出発 吉祥寺までの修学旅行は如何に!
台風22号の動きを伺いながら、台風一過の10月10日にいざ出発!
今回の東京/吉祥寺のライヴはワンマンなのと御大Richardさんとのセッション(当日のみのリハ)等など重大な使命感?を抱きながら(実は反面嬉しいのかも?)名神の西宮入り口に向かった。
2台に分かれて総勢7名のドライヴは実に楽しい!
今回はAin Sophのメンバー5人に2人の女性軍、勿論女性軍の一人は泣く子も黙る、ミセス藤川(きっと近年の再編のライヴも皆勤賞獲得間違いなしだ)そしてもう一人の紅一点は、Hさん、Taiqui氏の友人で我々Ain Sophの最近のライヴには何時もお手伝いに来て下さる頼りがいのあるお嬢さんだ。(若いのに凄い音楽の知識なのには唖然!)
機材車のSax Jin 号にはJin氏と鳥垣氏と私、そして藤川号には藤川氏、ミセス藤川とTaiqui氏、Hさんとがそれぞれ便乗、名古屋手前の養老SAで合流、いざ東京へ!
名神小牧JCT〜中央道に入って調布JCTまでは結構長い道のりだ。諏訪湖の辺りでは豪雨、霧等、度々天候が変わる。標高1,000mくらいなので耳がちょっと変な感じだ。
と、Sax Jin氏がいきなり“ガス欠だ”と叫んだ!
あらら! 次のSAまで、まだ長いのに大丈夫か?
と心配だったが、何とかガソリン・スタンドのあるSAまで無事到着した。以前もガス欠で私の店の前で止まった事もあったから、皆さんガソリン・メーターには十分気をつけましょう。
略、120kmで飛ばしていたので随分と早く着くと思っていた矢先、八王子付近で事故があり、渋滞に突入、まったく動かない時間が1時間30分程続く。ウ〜ン高速の渋滞はキツイ! やっと到着したのはもう午後9時頃だった。
疲れた!疲れた!
その後は、酒盛りなのは言うまでもないが、これまでAin Sophは殆どメンバーでの飲み会は無いに等しいのが不思議! ライヴ時は機材の運搬やらで何時も飲む機会がなかったのか? 既に30年以上もの付き合いなのにね?
で、この時は結構シビアにバンドの事などを話したりするのだからこれも不思議だ。普段はふざけたオヤジの集団なのに飲み始めると急に皆真面目になるなんて・・・皆、それなりにバンドに対しての思いは凄いのでびっくりだ!(当たり前か?)
Sax Jin氏は一番の酒豪!
10月11日 吉祥寺/SPC
ゲッ! 地下のステージまで何と! 階段しかない!
エレベーターはないの?
機材の運搬はやっかいだ!
昔はもっともっと沢山の機材の運搬をしていたのに・・・
この階段は50才の我々には重労働、何とも出鼻からくじかれる思いだ。
そして一番の関心事は、果してお客様は来てくれるのであろうかと????
リハが始まって暫くして、ポセイドンの増田氏がRichard氏が少し遅れる模様だと連絡が入る。
まぁ予想どおりだ。
SPCのスタッフは凄く皆、テキパキと動いて気持ち良い。随分と若いスタッフだが、きっと皆音楽が好きなんだろうなと納得してしまう。やっぽりこうでないといけない。我々の演奏しやすいように動いてくれる。有り難い。こちらも頑張らなくてはと・・・
リハの終わり頃、遂にRichard Sinclair氏の登場!
勿論、初対面なので緊張してしまうし、こちらの語学力のなさを痛感させられる思いだ。
私が紹介されるとRichard氏は、今夏に送ったAin SophのCDの事も私の事も良く分かってくれた。良かった!
Taiqui氏は2年前の来日の際にセッションに参加したので、それもしっかり覚えてくれていた。
藤川氏も鳥垣氏もSax Jin氏も共に圧倒されている。
70年代には寝ても覚めてもCaravanやHatfieldを聴いていたので実際その中心人物のRichard氏に会えたのは本当に感無量だ!
すぐ目の前に居ているのだからね???
Richard氏は背も高くて何とも素敵だ。
が、明るいし、良く喋る!私の思っていた神経質で繊細なイメージとはまったく逆。
う〜ん!何とも不思議!
時間がないのですぐに本日のセッションのリハに入る。
ベースを弾きながら歌うのかと思っていたが、今回は歌のみらしい。
これも予想どおり。
楽曲はCamelの "Raindance" のアルバムから "Unevensong"、"Tell Me"を予定していたが、どうなる事やら?と半信半疑だったが???
"Unevensong"を取り敢えず演奏してみる。
あっ!正にあの声だ! まさしく本物!
演奏と歌とがまったく違和感なく融合している。
良かった!
Richard氏も喜んで我々のプレイを絶賛してくれた!
感激だ!しかも、彼は非常に暖かい雰囲気!全体をその暖かさで包んでくれているようにも思えて、"Tell Me" も難無く上手くいった。
当日のみのリハなので心配だったが、本当に良かった!
音楽は一つ!この言葉を信じてきて良かった!良かった!
ちょっとアレンジを変えたりしたので心配だったが有り難い。
只、歌詞はまったく覚えていないらしく、結局私がプリントした歌詞カードを見ながらの熱唱!
しかしあれだけ70年代に私が憧れたRichard氏が、私の持参の歌詞カードを見て歌っているとは!!!!
しかも、随時こちらを伺って歌うのだから、私はどうすれば良いのやら?
エンディング等は御大Richard Sinclair氏に私が合図を送るのだから???
これは全く反対でしょうに!
恐縮!恐縮!
Richard氏は特にベースの鳥垣氏を絶賛してくれた。
鳥垣氏曰く“僕はRicard Sinclair氏のプレイをコピーをしているのにね?”
と、これにも笑ってしまう。
藤川氏にもTaiqui氏にもSax Jin氏にも暖かい視線を送ってくれた。
まったくもって贅沢!
ダイナマイト!
リハが終わって暫し談笑(語学力がない故、手ぶり身ぶりで)ミセス藤川持参のプレゼントの扇子と掛け軸を見て大喜び!
思わず、ミセス藤川にキスするRichard氏・・・
何とも言葉が出ないミセス藤川!一生の思い出になるのかな?
彼女もCamel、Hatfield等が大好きなのは言う迄も無い!
勿論、Ain Sophも!
そして、いよいよオン・ステージだ!
恐る恐るステージの隙間から客席を見てみると、何と満員ではないか!
凄い!
メンバーも皆、びっくりしている。元々、日本一の無名バンドであるからしてお客様が来ないのには慣れてはいるが、やはり客席に空席が目立つのは悲しい。
☆1st set
1)光をあつめて
〜インターリュード(ギター・ソロ)
〜海の底の動物園
2)駱駝にのって
3)妖精の森
〜メトロノーム7/8
☆2nd set
1)オデッサの石段
2)古代博物館
〜ピアノ・ソロ
〜真空状態
3)ブライアン・スミス
〜ピアノ・ソロ(Little Pieces)
〜ルーサの谷間
〈ゲスト〉Richard Sinclair(+ Ain Soph)
1)Uneven Song
2)Tell Me
〈アンコール〉
魔法の絨毯
7時から10時近く迄(途中の休憩はあったが)一生懸命プレイした。照明が豪華で暑く、汗がボタボタと落ちる。ミスも多々あったけれども、お客様の暖かい視線が感じられ非常にやりやすかった。バンドの演奏はお客様次第、この友好関係は大切にしたいと思う。いや、お客様あっての我々だ。
藤川氏のプレイは豪快という形容がピッタリか? 何時になくアグレッシヴだったし、私との目の合図もバッチリだ。
鳥垣氏のベースは実に堅実、そしてバンドのグルーヴを第一に考えて、リード楽器が演奏しやすいように導いてくれる。
Taiqui氏のドラムも大活躍、何時も私の位置と離れているが、今回は真横でプレイできたので、しっかりと細かい所まで彼のプレイが良く聴こえた。
2ステージからはSax Jin 氏が登場、ジャジー路線のAin Sophの音楽をプレイしたが、総合的にみて今回はSax Jin氏のプレイが一番良かったのではないだろうか? フレーズの最後迄実に丁寧に吹いていたし、彼の参加でよりスケールの大きな音楽が披露出来たと信じて疑わない。
ブラボー! Sax Jin
最後は、
Richard氏の登場で更に盛り上がった。リハと略一緒でRichard氏の歌声は素晴しかった!やはり歌詞カードは持ってらしたなぁ?
本番でもこちらを伺っての歌い方には、何とも恐縮してしまった。
怒濤のライヴだった。でもとても良かったと皆さん言ってくれた。
当事者はまだ良く分からない状態だ・・・???
ライヴ終了後の打ち上げでは、Richard氏は更に、Ain Sophを絶賛してくれた。
ほんまかいな?
将来、一緒に何か出来れば良いね?
Richard氏は我々のアルバムにボーカルで参加してくれる意向も示してくれた!
またまたほんまかいな?
Richard氏にベースは弾かないの?と聞くと
Ain Sophには素晴しいベース・プレイヤーが居ているし、バンドのアンサンブルも良い!
と・・・
またまたまたまたほんまかいな?
酒の席での話だから、明日になれば忘れてしまいそうだけれど、私は絶対忘れないぞ!
カンタベリーに行きたいですと言った時も、
Phil Miller、Pip PyleやTony Coe等友人が居るから是非、おいで
とか?
これは夢か幻か?
そしてRichard氏と私は、最後に結論として、
“お金があったらすぐに実現するよね!”
と全く同じ意見だった。
Money Is Go Round !
英国で育ったRichard氏も日本で育った我々も考える事はみな一緒だ!
少しでも人の輪が広がれば素晴しいと、それだけは願ってやまない。今回のRichard氏との交流も最高に素晴しい出来事の一つだ!
当日、お越し頂いた総てのお客様、及びSPCのスタッフの方々、企画して頂いたポセイドンの増田様、CDの販売を手伝って下さったミセス藤川、Hさん、Jin氏の姪ごさん、そして御大Richard氏・・・この場をかりてあらためてお礼申し上げます。
本当に有難うございました。
今後とも宜しく御願いします。
50才になって、やっと音楽の事が少し分かりかけてきたかな? と言う自分が発見できる。ギターに関しては、まだまだ道は遠い!(練習せいよな!)
私はAin Sophでギターを弾くよりも、経理、雑用、及びローディ担当の方がより才能が発揮出来、人間カーナビとしても優れていると、今回再認識した次第なのであります。
と言う訳で、楽しい修学旅行となりました。
by Yozox
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